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リノベーション時期のタイミング&見極め方

■リノベーションは築年数が何年くらいの時に行ったらいいの?

住宅を建てて10年、20年、30年と築年数が経つと、家のどこかが壊れたり、家族構成の変化で間取りが使いづらくなったり、いろんなところが気になり始めてきますよね。やはり経年とともにリフォームやリノベーションが必要な時期がやってきます。

ではどんなタイミングでリフォームやリノベーションを検討したら良いのでしょうか?

まず、言葉の定義ですが、一般的に“リフォーム”は「古くなった建物を建築当初の状態に修繕・回復する」という意味合いで使われることが多いです。例えば、古いお風呂やトイレを最新のものに交換したり、汚れが目立ってきた壁紙を張り替えてキレイにしたり、といった部分的な対処工事がリフォームといえるでしょう。

それに対して“リノベーション”は、用途や機能を変更して、既存の住宅の性能や価値を高めることを指しています。住む人のライフスタイルや好みに合わせてつくり変え、暮らし全体に対処した包括的な改修です。


経年劣化のおおよその時期と症状

築年数によって、住まいの劣化の症状にはどの様なものがあるのでしょうか。リフォーム・リノベーションを検討する上でひとつ目安になるのが、築年数です。

・築5~10年

サイクルポートやウッドデッキの新設、ビルトイン食洗機の設置、便座を最新のものに交換など

住宅の不便さや故障を修繕するためのリフォームというよりも、ある程度暮らして不便に感じた箇所の改善や今後の快適さを求めたリフォームがメインです。
また、一戸建ての場合、シロアリ対策は、5年おきに行うのが目安とされています。シロアリによる被害は想像以上に深刻なパターンが多く、耐震性にも影響を及ぼします。

・築10年~15年

設備交換や内装のリフォーム(お風呂やトイレ、キッチンの故障、壁紙の汚れ、床のキズやへこみ等)

トイレや洗面化粧台、キッチン、お風呂などの水まわり設備のパーツの平均寿命は10~15年くらいです。築10年が経過すると徐々に水まわり設備の交換時期となってきます。使えないわけではないけれど汚れや使い勝手の悪さから交換をする方が増えてきます。

壁紙やフローリングなど内装を新しくする需要もあります。

・築10年~20年

外壁・屋根のリフォーム(ひび、色褪せ、雨漏り等)

築20年が近づくにつれ、設備の不具合によるリフォームが増加してきます。特に水漏れなどの状態は深刻なケースも多く、簡単な修理では改善できない場合が出てきます。
屋根や外壁の塗装・張り替え工事も築10年以降で経年劣化が目立ち、メンテナンスを検討される場合が多いです。

・築20年~30年

住宅の老朽化やライフスタイルの変化に合わせて住まい全体を見直し、間取り変更も含めた大規模なリノベーション

外装や設備には、それぞれ耐用年数がありますが、古くなったり壊れたりするごとに一つずつ直していくと、お金も時間もかかります。築15年のタイミングで設備や内装・外装をリフォーム、築30年を目安に間取り変更も含めた大規模なリノベーションを行うなど、ある程度まとめて工事を行うことで、コストを上手に削減しながら最適な改修計画を立てられることをおすすめします。


ライフスタイルの変化から考えるリノベーション

子供の独立による夫婦での暮らし、定年退職、親との同居、実家で暮らす、などライフスタイルが変化すると、今の間取りや設備では暮らしにくいとなることがあります。特に50代、60代、70代は家の老朽化とライフスタイルの変化が同時にくるので、リノベーションされる方が増える時期です。
80代、90代になってから大掛かりなリノベーションをするのは体力的・精神的に大変。まだ体力のあるうちに、老後のことまで考えた住みやすい家にしておくことがおすすめです。


■まとめ

今回は、リフォーム・リノベーションを行う一般的な時期やタイミングについてまとめてみました。
一生ものである住宅を永く快適に使用するためには、必要な時期の修繕内容を把握し、かつリフォーム・リノベーションに向けた資金計画を立てておくことも重要になってきます。

今回ご紹介したリフォーム・リノベーションのタイミングはあくまでも目安です。日頃から建物のメンテナンスを心がけ、気になる箇所がある場合は早めにリフォーム・リノベーションを専門としているプロに相談しましょう。

築年数が経ち、目に見えない部分にも劣化症状が出ていることがありますので、人間が健康診断を受けるように住宅も同様、しっかりプロに調査してもらうことをおすすめします。

以上、【北洲リノベーション盛岡】編集担当スタッフでした^^

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