■快適も不快も窓が重要
「窓を設ければいい」時代から、計画的設置の時代
窓は室内に光や風を取り込んだり、屋外のロケーションを愉しんだりできるほか、外観デザインのアクセントになるなど、実にいろいろな役割をもっています。
住まいにおける窓は、家の内側と外側をつなぐ重要な役割を果たしています。住まいの中にいながら、外とつながりを感じて暮らすことは、日々の快適性に大きな影響を与えます。
フルリノベーションで住宅の性能向上のためには、窓の性能を高めることが重要です。日本住宅では外部とつながる開口部を大きく設計することが多く、熱の出入りが大きいことが弱点となっています。また、そのことが耐震性能の面からも弱点になります。
重要とされている窓にはどんな役割があるのでしょうか。
■窓の役割
・内と外の視線をつないだり、遮断したりできます
・音や光の調節が可能です
・風を通して室内環境を調節できます
・季節や景観をとりこむことができます
・社会との接点となります
・人が集まり、くつろげる空間を生み出します
・建物の印象を決めることができます
■開口部としての機能
・採光と日射(室内を明るくし、日射熱の取得と殺菌作用)
・情報(眺望、景観、音)
・通風、換気(乾燥と通風)
・出入口(人や物の出入り)
■壁としての機能
・断熱(省エネ、防露、冷輻射防止)
・気密、水密
・日除け(暑さ、まぶしさ、日焼け防止)
・遮音(騒音防止)
・防御(侵入や防火)
・防水(雨水侵入)
窓はデザインや室内環境を左右するとても重要な役割を担っています。更に機能的にも「開口部」として「壁」として二役の機能を求められるので「窓」の選択はとても重要になります。
窓の性能、大きさ、配置計画には、住宅全体の断熱・耐震性能に関わる大きな役割があります。フルリノベーションの計画を進める際には、窓のプランニングについても着目してみると良いかもしれません。
以上、北洲リノベーション仙台支店スタッフでした^^