■ご相談内容
ここ数年リノベーションの戸建て住宅でご依頼が多い内容は「1階を生活の中心にしていきたいが、どのようにしたらよいか」または「将来的に1階を中心とした暮らしを考えているので、今どのような事をしたらよいか」というものです。
主な理由は、「子ども達が独立して夫婦2人暮らしになった」「1階と2階の階段の上り下りが億劫・体力的にきつくなってきた」などのライフスタイルの変化に伴い暮らし方の検討が必要になってきている方からのご相談です。
■ポイント
1階で生活が完結できるのかどうか、まずは専門スタッフによる住宅診断でお住まいの状態をしっかりと把握し、以下のポイントを検討します。
●LDKと寝室の位置・距離
外からの視線・来客の視線が気にならない位置に寝室を配置し、さらにLDKとの距離が近いと便利です。
●スムーズな動線づくり
家事動線の効率化やバリアフリーに対応できる動線へ。将来的に考えると寝室からトイレまでは近い方が便利でしょう。
●水まわりスペースを広めに確保
将来、車椅子での移動や介助を受けながらの移動などにも備えられます。
●十分な収納容量
2階を普段使わない荷物置き場に想定している方が多いと思いますが、1階には日常生活に必要な物を収納できるスペースの確保をおすすめします。
■和室(畳)から洋室(フローリング)に替えるメリット
1階を中心とした暮らしのために、まず1階の和室(畳の部屋)を洋室(フローリング)にしていただく事をおすすめしています。将来的に和室で畳よりも洋室でフローリングの方がバリアフリーに対応しやすいことからです。洋室のメリットをご紹介します。
●掃除やお手入れが楽になる
フローリングになることで掃除機や雑巾で簡単にお掃除できます。
●好きな家具を置くことができる
畳の上には重たい家具を設置することはできませんが、洋室であれば気にせず設置でき、家具の選択肢が増えます。
●介護やバリアフリーに対応しやすい
将来的に介護が必要になった場合、布団からベッドに変更することが多いので、ベッドの設置がしやすいフローリングの方がスムーズに準備を整えられます。また、ベッドの場合床から離れる分「埃を吸い込む量が減らせる」ことや「暖かさ」(暖かい空気は上に流れるため)を感じられます。室内での車椅子を利用することになった際のバリアフリー化においても、動線を整備しやすく移動が簡単です。
■リノベーションと健康
私たちはお客様のリノベーション計画に『健康』というキーワードもお伝えして、リフォーム後の生活を数十年単位で考え、お客様がより快適になるようご提案しています。
「1階の良く使うエリアを使いやすくしたい」「部分断熱をしたい」「平屋暮らしを考えている」「バリアフリーな住まいにしたい」など住まいに関すること、お気軽にご相談ください。
これから気温も下がり寒い季節に入りますが、一年中快適で健康的な生活を送りましょう。
以上北洲リノベーション仙台支店スタッフでした^^