築22年のご両親の家を受け継ぎ住むことになった若いご家族。立派な広い家ですが、「寒くて暮らしにくい」と感じられており、家全体の一部ゾーンをリフォームしたいとお考えでした。
◆出会い
リフォームを検討する上で何社かに声がけする予定でしたが、ホームページやInstagramで知っていたこともあり、まずは盛岡市のご近所に支店を構えていた当社にご来店頂きました。
◆リフォームのご要望
・キッチンと和室をひとつながりにして、広いLDKで家族が集まる空間づくりがしたい
・L型キッチンにして、広い作業スペース、収納スペースを確保したい
・リフォームを行なう部分的にでも断熱性を向上させたい
◆当社にご依頼いただいた決め手
「設計担当さんのセンスあるアイディアと営業さんの的確で親切丁寧なアドバイスが決め手となりました。私たちの発想からは生まれなかったキッチンの下がり天井や壁アクセントの提案など感動したことが多かったです。」という嬉しいお言葉をお施主様から頂戴しています。
◆リフォームのポイント
①【一緒に空間イメージを膨らませていきます】
L型キッチンをどの様に『主役』とするか、お客様へのご提案方法として手描きスケッチをご覧いただきながら、イメージを共有しました。アイディア段階で、お客様と一緒に完成イメージをつくり上げていきます。
お施主様のリフォームはL型キッチンを『主役』とするため、天井を折下天井とし、折下部を間接照明
とすることで、『主役』を引き立てる設計としています。
②【家族が集まるLDKにプランニング】
リビングとキッチンが分離している現況から、家族が孤立せず、皆が団らんできる空間にしたいというご要望の元、リビングとキッチンを一体化するLDKにプランへ改修しました。
LDK全体のインテリアテイストをナチュラルモダンとし、リビングはよりミニマルテイストに寄せていますが、厨房機器を『主役』とするダイニングキッチンを引き立てさせる為にシンプルなデザインとしています。
③【リビングは静かに寛げるように】
リビングの照明照度は敢えて控えめとし、対照的にダイニングキッチン側は照度を高く設計しています。リビングは静かに寛げる空間としたいというお客様のご要望と、ダイニングキッチンを際立たせるという狙いがあります。また、出入り口については廊下への出入り口の他、洗面への出入り口を設けることでキッチンより直接アクセスできるようにし、洗濯家事動線を向上させる計画としました。
④【L型キッチンがダイニングの主役♪】
壁はアクセント&グレージュレザー柄のキッチンとイメージ統一を持たせるため、窯業系壁パネル(SOLID)を採用しています。逆にダイニング灯とキッチン手元灯のペンダント照明は主張が強く出ないよう、ホワイトカラーで統一しています。
⑤【すっきりパントリーとワークスペースも】
ワーキングデスクと、パントリー収納をキッチンに付帯してインナー設計としています。家事の最中に、デスクワークやお子様の学校行事やクラブ事務作業などが出来るようにと配置しております。インナータイプとすることで、ダイニングキッチンがすっきりと見え、整理整頓しやすくなっています。
⑥【北側の和室を心地良い寝室へ】
LDKよりも、よりシックで北欧インテリアに寄せたテイストとすることで心地よい就寝が出来るようにと考え、ご提案しています。
壁アクセントを同色系とすることで、空間に変化を付けつつも決して極端とならず、自然な雰囲気が形成されています。